Googleスプレッドシートのテーブル機能とは?
Excelの便利な機能であるテーブルが、2024年にGoogleスプレッドシートに「テーブル」の機能が追加されました。
テーブルは、以下のような特徴を持ちます
- 見出し行が固定される
- 行の交互色が自動で設定され視認性が向上
- 自動フィルターが有効になる
- 行を追加しても書式や計算式が自動的に適用される
- 列にデータ型(テキスト、数値、日付など)を指定できる
これらによって、データの管理・分析・視認性を飛躍的に高めてくれます。
テーブルの作成方法
テーブルのは次の手順で作成できます。
①テーブルにしたいデータ範囲のセルのいずれかを選択します。
「ヘッダー行を含める」にチェックを入れて、[作成] を押すとテーブルが生成されます。

②下記のいずれかを行う
- ショートカットキー:「Ctrl」+「alt」+「T」
- メニューバーの「表示形式」 > 「テーブルに変換」をクリック
- 右クリックのメニュー:「テーブルに変換」をクリック
③「表1」などとなっている右上のテーブル名を変更する

テーブルの構成

テーブル名
テーブルは、名前を付けることができます。関数の引数などでデータ範囲を指定する場合は、テーブル名と見出しで指定できるので、分かりやすい名前を付けておくと、便利です。
テーブル名の横の「∨」から見出しやデータ範囲のデザインの変更ができます。
見出し(ヘッダー)行
テーブルの一番上の行は、列の見出しとして自動認識されます。見出し名は、テーブル名と合わせて関数の引数などでデータの範囲を指定するのに使うため、分かりやすい名前にしておきましょう。
見出し名の横の「∨」からはデータ型の設定、フィルタ、並び替えができます。
データ範囲(テーブル本体)
データの本体を入力するエリアです。
初期状態は、行の交互塗り(バンディング)が設定され、データの読み取りがしやすくなります。デザインは「スタイル」から変更可能です。
同じ列は、同じデータ型の値が入ることになり、データベースとしての管理がしやすくなります。
テーブルの主な機能と使い方
データ型の設定
テーブル列は「数値」「テキスト」「日付」「プルダウン」「チェックボックス」「スマートチップ」を設定することができます。
型を指定することで、入力制限やデータ整合性を保ちやすくなります。

フィルタ
フィルタは「数値や日付での範囲指定」「テキストによる部分一致や完全一致」「テキストやセルの色」などでデータの抽出ができます。

並べ替え
昇順、降順の並び替えができます。
塗りつぶしの色、テキストの色は選択した色がテーブルの一番上に並び替えられます。

行・列の追加と自動書式適用
テーブルの下部に行を追加すると、既存のスタイル、数式、データ型が自動的に引き継がれます。これは、手動で数式や書式をコピペする必要がなくなるので便利です。また、行と行の間にカーソルを合わせると下図の赤枠の「+」が表示されるます。クリックするとここに行が追加されます。

テーブルの範囲の変更/解除
テーブルの範囲の変更と解除はテーブル名の横の「∨」から行うことができます。

まとめ
データ管理や分析の業務では使いこなすと業務効率が格段に向上するので、この機会に使いこなせるようにしましょう!